祝日のない6月の唯一のお楽しみイベントといえば6月の第3日曜日の父の日ですね!
母の日に赤いカーネーションを贈るのは定番ですが、父の日に黄色いバラを贈るというのはまだまだ認知度は低いと思います(^^;)
では、なぜ父の日に黄色いバラを贈るようになったのか?その由来をご紹介したいと思います!!
父の日の由来をわかりやすく解説します!
父の日の由来
今から100年程前、アメリカワシントン州に、ソノラ・ドットという女性がいました。彼女の父親ウィリアム・スマートは南北戦争の退役軍人でした。父ウィリアムさんは男手一つで6人の兄弟を育ててくれました。
娘のソノラさんは新しく制定された「母の日」の話を教会で聞くと、尊敬する父親にも同じ権利があると強く感じ「母の日のように父に感謝する日を」と牧師に頼み、父ウィリアムさんの誕生月である6月に礼拝をしてもらったのが始まりです。
父の日にバラを贈る理由!6月の第3日曜日となったのはなぜ?
1910年6月に初めて「父の日の祝典」が行われ、「父の日」は一般的になりました。祝典に参列した青年隊は、父親が亡くなっていれば白いバラを、父親が健在だと赤いバラを身に着けていました。
このことが父の日に、バラを贈る由来となっています。
※「あれ?黄色いバラじゃなかったの?」と気づいた方もいると思いますが、これについては後ほど解説していきます(^^*)
しかし、祝日に制定されるまでには長い年月がかかりました。
その後、父ウィリアムさんは6人の兄弟たちを育て上げ、1919年に亡くなりソノラさんは亡き父を偲び、墓前に白いバラを手向けました。
父の名誉の日としてソノラさんは父の誕生日であった6月5日を提案していましたが、代わりに6月の第3日曜日が父の日となりました。
そして、1972年に6月の第3日曜日は「父の日」として正式に国の祝日となりました。
なぜ黄色いバラを贈るようになったの?
日本に父の日が伝わった後に、日本ファザーズディ委員会が行ったベストファザー賞がきっかけとなっています。
1982年から行われているベストファザー賞(イエローリボン賞)はその年に話題となった素敵なお父さんに贈られている賞です。
この影響があって、日本では幸福や希望の象徴である黄色が父の日のイメージカラーとして定着していきました(^^*)
元々、黄色はイギリスで「身を守るための色」とされてきました。
「身を守るための色=黄色」がアメリカに渡り、戦地へ向かう人へ無事に帰還するようにと願いを込めた黄色いリボンとなり、「愛する人の無事を願うもの」となりました。
このように、バラと黄色が融合して父の日に黄色いバラを贈るようになったんですね(^^*)
さいごに
母の日ほどメジャーではない父の日ですが、
日頃伝えられない感謝の気持ちを黄色いバラに込めて贈ってみてはいかかでしょうか(^^*)